がん遺伝子治療+3大標準治療
手術でがんを摘出しても目に見えない「マイクロ転移」した場合、がん細胞が再発します。
全身に作用するがん遺伝子治療は、手術後の再発予防として治療効果が期待出来ます。
又抗がん剤に対して耐性が出来たがんは、治療は困難となります。
がん遺伝子治療は、元々体内にあるエンドスタチン遺伝子(直接がん細胞内に入る)なので、耐性が現れる事はありません。
放射線治療で傷ついたがん細胞に、がん遺伝子治療はがん細胞の自滅効果を高め
放射線の照射範囲から外れたがん細胞に対しても、治療(全身投与)を行います。
遺伝子治療は、世界で注目されている治療法です。最先端の情報を取り入れながら常に進化を続けています。
近い将来、がん遺伝子のすべてが解明されたら がんは怖い病気ではなくなるでしょう。
遺伝子医療はその可能性を秘めた治療法なのです。
■手術・抗がん剤治療・放射線治療(標準治療)で治療効果が出ていない患者様
■抗がん剤治療・放射線治療が、体に合わない患者様
■再発が、心配な患者様
■手術・抗がん剤治療・放射線治療は行ったが、不安である。
再発の可能性があります。
■手術をしても、既にがん細胞 (細胞レベルで画像診断では写らない) が転移している可能があります。
■抗がん剤治療も薬剤耐性が出来て、効かなくなる事があります。
(がん遺伝子治療では、遺伝子が直接がん細胞に入る為に、薬剤耐性は起りません)
■再発すると治る可能性は、低くなります。
抗がん剤治療後の再発率は、約50~60%程だと言われています。
がん遺伝子治療の優れている所・がん化した細胞を根治する
治療法
- いつでも、すぐに治療(外来治療 30分余り、入院の必要はない)が受けられます。
- 全てのがんは、遺伝子の変異が原因です。その遺伝子を直して正常な遺伝子にする治療法です。
(遺伝子治療は、変異を起こした細胞のみに作用します、正常細胞には影響のない副作用の非常に少ない治療です)
- 抗がん剤や放射線治療では、がんを小さく出来ますが、ゼロには出来ません。子供のがん細胞は、消滅させますが、分裂しないがん細胞の親玉である
「がん幹細胞」
は生き残り、子供のがん細胞を爆発的に作ります。これが再発です。
遺伝子治療は
「がん幹細胞」
の消滅に治療効果を上げています。
- 手術・抗がん剤治療・放射線治療(標準治療)の弱点を補い、他治療を妨げないがん遺伝子治療を行うと免疫療法(相性が良い)も含めて
併用療法は、相乗効果が出て治療効果を高めます。
※併用療法=殺傷方法の仕方が、違う治療を組み合わせることで、
がんの治療効果が相乗的に高くなります。
- がんの種類(変異した遺伝子を直接攻撃する為、がんの種類は関係ありません)。病期(ステージ)・転移・再発・前がん状態(がん予防)に関係なく、
副作用が少なく、苦痛のない点滴治療が主です。
-
再発された患者様・末期の患者様にも治療が出来て
、治療効果が期待出来ます。
- 全身に作用する。微少な転移や、微細ながん細胞からの転移の恐れのある手術後の
「再発予防」
(血液、リンパ液から全身の細胞に広がる為)にも有効です。
遺伝子治療 E10A 治療説明
- がんは、新生血管(腫瘍血管)を自ら作り、栄養や酸素を供給して、腫瘍を大きくして(進行がん)行き、転移も起こします。
【新生血管がなければ、がん組織は1~2mm以上になりません。その後 壊死します】
- 点滴で エンドスタチン遺伝子(1カプセル内に1兆個 1クール:6カプセル= 6兆個)が、がん細胞内に入り「エンドスタチン タンパク質」になる。
【エンドスタチン タンパク質は、体内にある物質なので、毒性・副作用はありません】
- エンドスタチン タンパク質が、
新生血管を抑止、壊死させます。
いわゆる
「兵糧攻め」
でがん細胞を消滅させます。虚血によるがん細胞の大量消滅です。
- 治療スケジュール
・治療に同意されると、数日後から治療開始が出来ます。
・1クール6本投与を6週間で行う
治療回数・投与スケジュール等は、病状により異なります。
- 治療方法
■点滴(30分余り、全身投与)
と 腫瘍内に直接投与
(局注 30~40分)
があります。
遺伝子治療 E10A 治療効果
遺伝子治療 E10A の有効性の検証を行った。合計91名の患者様が臨床試験に参加されました。
選択基準:標準治療(手術・化学療法・放射線治療)で治療効果が、出ていない患者様
複合治療(E10A+化学療法)と化学療法単独の評価結果
|
|
CR |
PR |
(CP+PR) |
SD |
PD |
複合治療群 |
E10A+化学療法 |
3.4% |
48.3% |
(51.7%) |
31.0% |
17.3% |
コントロール群 |
化学治療単独 |
3.3% |
23.3% |
(26.7%) |
40% |
33.4% |
※CR・PR・SD・PDの意味は、治療効果をご参照ください。
有効治療率
- 複合治療群(E10A+化学療法) の患者様では、治療効果があった(CR+PR)の割合が、51.7%に達しました。
- 31.1% の患者様 (SD 腫瘍が変化しない状態)は進行が、抑制されました。
- 複合治療群(E10A+化学療法)とコントロール群(化学療法単独)では、副作用で有意な差は示されませんでした。
- 臨床試験結果により、安全性と抗腫瘍作用が確認されました。
治療効果
91症例の遺伝子製剤(E10A) は、A判定の治療有効率は、51.7%【CR 3.4%+PR 48.3%】
CR (Complete Response 完全寛解) 腫瘍が完全に消失した状態
PR (Pertial Response 部分寛解) 腫瘍の大きさの和(縦+横)が、30%以上減少した状態
SD (stable disease 延命効果) 腫瘍の大きさが、変化しない状態、長期不変
PD (Progressive disease 無効) 治療に関係なく、進行した状態
※91症例の対象疾患(12種):肺がん、胃がん、肝臓がん、大腸がん、すい臓がん、食道がん、乳がん、子宮がん、前立腺がん、咽頭がん、口腔がん、舌がん
※91症例の病期(ステージ分類) 3期~4期の患者様
3期:腫瘍が比較的大きく、隣接する臓器に転移した進行がん
4期:腫瘍が、離れている臓器まで転移(遠隔転移)した状態の末期がん
抗がん遺伝子導入療法
がんは、身体の設計図であるDNAが悪性変化し、その誤ったDNA情報を基にがん細胞が生まれ、増殖し続けた産物であるということは、いまや世界の科学者の間で周知の事実として認識されています。
- がん細胞を消滅させるには、全ての細胞自身が持つ細胞の自主的な消滅(細胞の自然死)です。これを「アポトーシス」と言います。
「治療の流れ」
- 無料相談室への連絡
不安や疑問をお話下さい。がん遺伝子治療を丁寧に分かり易くご説明致します。
お気軽にお問い合わせ下さい。
- 初診予約
患者様 又は家族の方は、紹介された 提携医療機関へ初診予約を行う。
- 提携医療機関での初診
- 患者様、ご家族様の疑問や不安に対し、安心・納得されるまでご説明致します。疑問に思われたことは、何でもお尋ね下さい。
- 治療説明なので、治療を決定する必要はありません。ご自宅でご家族と充分に相談して下さい。
- 治療に同意されましたら、最短で2日後に治療開始が出来ます。
- 治療スケジュール
- 1クール 6本投与 (毎週1回治療を6週間で行う)
治療回数、投与スケジュール等は、病状により異なります。
- 患者様の状況(公立病院などの抗がん剤治療に合わせて)に応じて、無理のない治療計画を立てます。
- 治療効果を診ながら、次の治療を判断致します。治療継続は、患者様の経済的負担を軽減するように考慮致します。
- 治療費用
- 1投与:250,000円 (税負担はありません)
- 1クール 6投与:1,500,000円(250,000円×6回)
「がん遺伝子治療の適応の患者様」
下記の患者様の治療効果を高め (増強)ます。
- 抗がん剤治療、放射線治療を受けている患者様
- 原発不明のがんと診断された患者様、また前がん状態と診断された患者様
- 手術前の治療・手術後に転移した場合、又再発予防に適応出来ます。
- がん家系の方のがん予防
「遺伝子治療の臨床使用」
国内外の数万人のがん患者様の治療をしております。
■消化管腫瘍
肝臓がん、胃がん、食道がん、膵臓がん、大腸がん、 胆管がん
■呼吸器系腫瘍
肺がん、咽頭がん、鼻咽頭がん
■口腔顎顔面腫瘍
舌がん、唇がん、下咽頭がん、歯肉がん、頬がん、 上顎洞がん、顎下腺がん、口底がん、耳下腺がん
■女性悪性腫瘍
乳がん、子宮頚がん、卵巣がん
■男性生殖器系腫瘍
前立腺がん
■泌尿器系腫瘍
膀胱がん、腎臓がん
■軟部腫瘍
脂肪肉腫、骨肉腫、平滑筋肉腫、横紋筋肉腫、滑膜肉腫、アク性繊維性組織球種
■悪性湯出液
胸水、腹水
■中枢神経系腫瘍
神経膠腫、神経芽細胞種、皮膚腫瘍、悪性黒色腫、扁平上皮がん
■がんのステージ(病期) 分類 1期・2期・3 期・4 期
1期・2期:早期がん(転移がない)
3 期:進行がん(隣接臓器に転移)
4 期:他臓器に遠隔転移する(末期がん)
5年生存率:1期 90%、2期・3 期 50%、4 期 12%
早期の発見、治療が重要である。
■遠隔転移がん:最初に発生した腫瘍から離れた臓器・リンパ節への転移が認められたがん。遠隔転移があると手術や抗がん剤などの治療では、治すのが難しくなます。多くは、抗がん剤で進行を抑制したり痛みを和らげる緩和ケアに移ります。
*限局:がんが最初に発現した部位
*遠隔:他部位へ転移した場合
【男性】10年生存率 |
部位 |
【女性】10年生存率 |
限局 |
遠隔 |
遠隔 |
限局 |
97.00% |
21.30% |
甲状腺 |
30.40% |
99.20% |
96.20% |
3.70% |
胃 |
2.60% |
95.20% |
95.90% |
10.40% |
結腸 |
7.30% |
94.50% |
93.20% |
3.20% |
皮膚 |
6.60% |
96.20% |
91.40% |
7.30% |
直腸 |
7.40% |
92.40% |
89.60% |
5.00% |
膀胱 |
4.50% |
83.90% |
86.30% |
4.40% |
腎・尿路 |
6.20% |
86.90% |
68.50% |
4.80% |
口腔・咽頭 |
8.40% |
71.90% |
58.40% |
1.70% |
肺 |
3.10% |
79.00% |
51.40% |
2.20% |
食道 |
4.00% |
61.90% |
50.00% |
1.50% |
胆嚢・胆管 |
0.30% |
51.00% |
22.80% |
1.20% |
膵臓 |
1.10% |
24.60% |
15.00% |
0.60% |
肝臓 |
0.30% |
13.30% |
97.70% |
22.70% |
前立腺 |
- |
- |
- |
- |
乳房 |
14.70% |
93.70% |
- |
- |
子宮体部 |
17.40% |
91.50% |
- |
- |
子宮頚部 |
7.10% |
91.10% |
- |
- |
卵巣 |
11.60% |
85.5 |
【男性】10年生存率
部位 |
限局 |
遠隔 |
前立腺 |
97.7% |
22.7% |
甲状腺 |
97.0% |
21.3% |
胃 |
96.2% |
3.7% |
結腸 |
95.9% |
10.4% |
皮膚 |
93.2% |
3.2% |
直腸 |
91.4% |
7.3% |
膀胱 |
89.6% |
5.0% |
腎・尿路 |
86.3% |
4.4% |
口腔・咽頭 |
68.5% |
4.8% |
肺 |
58.4% |
1.7% |
食道 |
51.4% |
2.2% |
胆嚢・胆管 |
50.0% |
1.5% |
膵臓 |
22.8% |
1.2% |
肝臓 |
15.0% |
0.6% |
【女性】10年生存率
部位 |
限局 |
遠隔 |
甲状腺 |
99.2% |
30.4% |
乳房 |
93.7% |
14.7% |
子宮体部 |
91.5% |
17.4% |
子宮頚部 |
91.1% |
7.1% |
卵巣 |
85.5% |
11.6% |
胃 |
95.2% |
2.6% |
結腸 |
94.5% |
7.3% |
皮膚 |
96.2% |
6.6% |
直腸 |
92.4% |
7.4% |
膀胱 |
83.9% |
4.5% |
腎・尿路 |
86.9% |
6.2% |
口腔・咽頭 |
71.9% |
8.4% |
肺 |
79.0% |
3.1% |
食道 |
61.9% |
4.0% |
胆嚢・胆管 |
51.0% |
0.3% |
膵臓 |
24.6% |
1.1% |
肝臓 |
13.3% |
0.3% |
がんは、DNA変異病である。
- がんは、正常なDNAが何かの理由で後天的に突然変異して発生する病気。
- がん遺伝子治療は、治療用の正常なDNAを投入し、変異した患者のDNAに代わって働かせるものです。なお、親から受け継がれた自分自身のDNAを変化させることはありません。
がん遺伝子治療・E10A (下方イラスト図の説明)
血管新生
■がんには、元々血管が備わっていません。がん細胞は、栄養や酸素を得るために、自ら血管を引き込もうとします。(図1)
これが血管新生と呼ばれる現象です。がん細胞は大きくなるのが早く、多量の栄養や酸素を必要としますから、この血管新生がなければ、がん細胞は死滅します。
転移の抑制
■血管新生には、がんの成長以外にもう1つの重要な意味があります。それは転移です。
がんが遠く離れた 場所へ移動するためには、周囲から血管を引き込んでその中に潜り込み、血液の流れに乗る必要があります(図2)。
血管新生を阻害することは、転移の抑制に働きます。
■新生血管を作りなさいと指令している物質の代表格は、VEGF(血管内皮成長因子)と呼ばれるものです。
遺伝子治療で、VEGFの発現を抑制して血管新生を阻害します。
■遺伝子治療E10Aは、①血管新生阻害に働く作用 ②がんの縮小に直接働く作用
両面を兼ね備えています。