副作用がないがん治療(アルテスネイト点滴治療)

アルスネイトについて

青蒿(せいこう)というキク科ヨモギ属の植物が、解熱剤などとして用いられてきました。青蒿から分離されたアルテスネイトは、マラリアの治療薬(世界で唯一の薬剤)です。全世界で年間2億3000万人余りの患者様が罹患される。WHOが管理する世界的な薬剤です。ワシントン大学 佐々木教授は、アルテスネイトの抗腫瘍作用について種々の研究を行いました。がん治療薬として、欧米・国内で副作用もなく、治療効果を上げています。近年、アルテスネイトに抗がん作用があることが多くの研究で立証され、治療効果を出しています。

副作用について

正常細胞に対する毒性がなく、副作用がほとんどないという特徴を持っています。アルテスネイトは昔からマラリアの治療に使われていた生薬(漢方)の成分で、安全性が高く、副作用がほとんどない事が確認されています。

アルテスネイトでのがん治療

がん細胞が活性酸素(フリーラジカル)に弱い特性を利用

がん細胞は、鉄を多く取り込んでいます。がん細胞内には、鉄イオンが多く含まれています。アルテスネイトはその鉄イオンと反応して活性酸素を発生させて、がん細胞を消滅させます。

多彩な抗がん作用

アルテスネイトの抗腫瘍作用は、がん細胞内で活性酸素の産生を増やし、酸化ストレスを高めて、がん細胞に細胞死を起こします。又「腫瘍組織の血管新生を阻害する作用」、「がん細胞の転移と浸潤を抑制する作用」が報告されています。

抗がん作用の仕組み

がん再発防止効果

がん再発の元になる「がん幹細胞」に対して殺傷効果が高い研究論文があり、再発防止効果があります。

アルテスネイトでのがん治療

  • 商品名:アルテスネイト注射液(60mg)
  • 適応症:全てのがんに適用(白血病、悪性リンパ腫含む)
  • 投与プログラム (30本/1クール)
    静脈点滴 1日3本
    週1回~週3回投与 点滴時間 20分余り
    抗がん剤との併用治療 (多くの患者様実施)
    治療日(翌週、数日空けて)変えて行います。
  • 治療費用 合計:900,000円
     (1本 30,000円×30本) 消費税はかかりません。
  • よもぎ類に、アレルギーがある患者様は、慎重投与

「脳腫瘍の症例報告」

第二回 日本先制臨床医学会 発表講演

 神経膠芽腫(脳腫瘍)の術後に、アルテスネイトを継続使用し、再発を認めていない症例を経験したので報告する。
患者は 31 歳男性、2016 年夏から頭痛、嘔気あり。2016 年 12 月に名古屋セントラル病院で右前頭葉の脳腫瘍と診断され同月手術施行、神経膠芽腫(4 期、余命 6 ヶ月)と診断され、2017 年 1 月から化学療法開始。化学療法は、テモダールとアバスチンを使用した。
放射線量も併用し 合計 60gy 照射をおこなった。 化学療法は副作用があり、テモダールを初回 42 日間服用後に中止。2017 年 10 月からアルテスネイト180mg (3V)注射液を週 1 回ペースで開始した。
2018年 2月からは、アルテスネイト 3V注射液を 2 週に 1 回のペースでおこなっている。
手術した病院で4ヶ月に1回 頭部 MRI 検査施行しているが、再発の兆候は認めていない。
悪性度の高い脳腫瘍に対し、標準治療後の治療として、アルテスネイトを継続的に使用して再発を認めず、アルテスネイトの有効性が示唆された。
〔追加内容〕治療終了後 7 年半余り経過、脳腫瘍の増殖はない。MRI 検査は 4 ヶ月おきに実施する。 治療は行っていない。元気に仕事、スポーツなど行っています。 

医療法人桂名会 木村病院 木村衛

アルテスネイト注射薬で治療効果が出た症例

  • 患者様:女性60歳 胆管がん4期 
    乳がんから4年目、胆管に転移4期、手術出来ない。アルテスネイト治療を行う。
    1か月後、腫瘍マーカーが下がり、2ヶ月後は、PETやCT画像では、がん細胞は消滅する。副作用もなく体調は良好です。
  • 患者様:女性75歳 大腸がん4期
    3年前に卵巣がんオペ。大腸がん転移4期、腹膜播種で腹水貯留あり。
    抗がん剤投与するが、マーカー上昇。他抗がん剤を投与するが、腫瘍マーカーは下がらない。アルテスネイト治療で、腫瘍マーカーも下がり、腹水が 6ヶ月余り溜まらなくなり、体調も良くなる。
  • 患者様:男性70歳 胆のうがん4期
    国立国際医療センター オペ後、4月に再発する。
    アルテスネイト治療 を行い Ca19-9 4000から100に減少する。日常生活、食事は問題なく生活される。
  • 患者様:女性55歳 肝臓がん4期
    手術後、アルテスネイト治療を行なう。7年後 転移、再発はない。元気にお仕事をされている。
  • 患者様:男性 63歳 すい臓がん
    愛知県がんセンターで手術。すい尾部 11mm 摘出する。転移を心配して、アルテスネイト治療を行なう。CA19-9  209から42減少。現在体調も良く、仕事もされている。
  • 患者様:女性85歳  乳がん4期
    緩和病院から木村病院へ通院して、アルテスネイト治療を行う。肺、背骨への転移が消滅する。
    その後、治療はしていない。転移消滅1年6ヶ月後に、老衰でご逝去される。
  • 患者様:女性73歳 下咽頭がん4期
    大学病院、他施設からは手術しか治療はないと言われ、ホテル宿泊して治療を行う。
    アルテスネイト治療を行う。検査データ改善、痛みがなくなり体調も良くなり、秋田に帰省される。

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